Categoria: ERP

移行コックピット(SAP S/4HANA Migration Cockpit)ではどのようなデータ検証(バリデーション)が行われるのか

(※この記事はSAP Advent Calendarの12月19日分の記事として執筆しています) SAP S/4HANAの移行コックピット(Migration Cockpit)について調べたことを共有します。 SAP ECCからSAP S/4HANAへとコンバージョンされるにあたり、移行ツールもLSMW(LegacySystem Migration Workbench)から移行コックピット(Migration Cockpit)へ刷新されました。 移行コックピットはLSMWとはかなり使い勝手が異なります。 Step-By-StepのチュートリアルはSAP Communityのブログにもたくさんありますし、SAP Learning Hub等にでチュートリアルが提供されています。 しかしそれらの大半は、テンプレート(データシート)がエラーなくインポートできることを前提に書かれていました。 しかし実際に移行コックピットでデータを移行する際は、数々のエラーを解決し試行錯誤しながらデータをインポートすることになるはずです。 滞りなくデータを移行するためには、移行コックピットでどのようにデータを検証/クレンジングするかを把握しておく必要があります。 このブログでは、Bank Master(TCODE:FI01)のインポートにおいてどのような種類のエラーがどのステップで検知され、どのようなエラー修正が可能なのかを解説します。 移行コックピットの基本的な操作を理解している人に、このブログを読んで頂きたいと思います。 移行オブジェクト:以下のようなデータを移行オブジェクト:Bankにマッピングしてみます。 それぞれのパターンは以下のような問題があります。 パターン データ内容 パターン1 エラーなし。正常に取り込める パターン2 [ … ]